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~庄内こどもの杜幼稚園の見えない秘密(1号休暇中の保育)~

園長のめせん

今回の見えない秘密は、夏休み・冬休み・春休みや土曜日の「1号休暇中の保育」についてです。

 全園児が登園して担任職員と共に生活する通常保育日とは異なり、1号の保育がない日休暇中の保育は、2階保育室をベースに生活して過ごしています。

 この休暇中の保育は生活する場所が変わるだけでなく、保育自体の考え方も変えて生活しています。

 

地域の時間

1号休暇中は全園児が登園していませんので、いわゆる通常の保育活動は進めることができません。では全く意図はなく保育をしているかといいますとそうではなく、地域的な時間としての保育をしています。

地域的な時間とは、クラス全体で目標に向かって行う活動ではなく、それぞれが自分のペースでできるゆったりとした中で過ごすことで、例えるなら小学校から帰ったあとに、地域の公園で友達と遊ぶような時間です。

子どもにとって、アップテンポの日常生活からスローテンポの生活に切り替えて行うことは、これから進む小学校以降の生活形式に合っていて、またそのメリハリが次の日常生活への活力にもなると考えています。

 

いつもと違う大人たちと出会う

1号休暇中は1号園児だけでなく、担任職員も研修に参加や休暇取得するため、いつもとはちがう保育者たちと生活することになります。

これは一見子どもが不安定になる行為と思われるかもしれませんが、全く知らない保育者が来るわけではなく、あくまで当園の職員です。

あまり馴染みのない保育者と関係を持てたり、あるいは以前の担任だった先生と久しぶりに一緒に生活したりと、実は子どもと大人の関係性を豊かにしています。

職員にとっても、クラス外の様々な年齢の子どもと接することで、その子ども達との関係が生まれ、保育の学びにもなり、それが通常保育の充実にもつながります。

 

このように、「1号休暇中の保育」は、通常保育とは違うエッセンスを大人や子どもたちに与え、日常生活により潤いを与えてくれるものになっています。

ただ子どもにとっては、地域の時間だけでなく家庭の時間も、日常生活をより潤いを与える大切な時間ですので、出来るだけ家庭保育のご協力をお願い致します。