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庄内こどもの杜幼稚園の見えない秘密(もりのとりで)

園長つうしん

正門側にある、当園のシンボル的遊具である「もりのとりで」についてのお話いたします。
「もりのとりで」ある場所には、以前は鉄製総合遊具があり、向かって左のウッドハウスともくっついてはいませんでした。
より子どもに木のぬくもりを味合わせたり、挑戦心をくすぐる遊具となるようにするため、鉄製総合遊具を撤去して、自分達で様々な遊びが出来るように設計した現在の木造遊具を作り、左のウッドハウスと縄橋で渡して一体化しました。
その時に「もりのとりで」とネーミングをつけて、今に至ります。


この夏でウッドハウスをリニューアルしたように、経年劣化や安全に使えるようにするための改善補修は何度か実施しています。木製の良さは、鉄製より修繕やリフォームのしやすさが特徴です。
使うルールは一つ「大人(他人)は手伝わない」で、手伝わなくて登れるなら年齢は問いません。使えるかどうかを決めるのは、年齢ではなく能力です。
「もりのとりで」を簡単に登る階段はなく、右側の2階に登るには縄梯子や短い登り棒、クライミンウォール、坂登で登ります。左側に行くには、登り棒や綱を登りきるか、縄橋を右の壁を登り切って渡るかしかなく、難易度が高いので早くて年少の子どもくらいしか出来ません。しかしこのような登れる子にしか登れない構造の方が、事故は少ないと言われています。

あえてこんな能力主義みたいなことをしているのは、出来る子の姿を見て憧れをもち挑戦する意欲を高めたり、自分で登り切ってこそ得られる達成感や優越感を育んだりしたいからです。
是非保護者の皆さんも、保育参加に入られたときに一度チャレンジしてみてください。