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~庄内こどもの杜幼稚園の見えない秘密(親子でもりのこっこ)~

園長のめせん

 今回の見えない秘密は、「親子でもりのこっこ」についてです。

 当園は、園外保育を遠足とは言わず「もりのこっこ」と呼び、「鎮守の杜の子である園児が、自然の森の子になる」という意味を持っています。

 0・1歳児やもも組の年度初めに行うもりのこっこは、保護者参加で実施しています。

 これは年度初めの慣れない場所での園外保育を安全に行うためという理由もありますが、一番はもりのこっこの意義を保護者にご理解いただき、休日ご家庭で出かけるあそび場の一つにしてもらいたいという思いがあります。

 では改めて親子でもりのこっこの意義や自然で遊ぶ良さを、当日お話ししている内容を踏まえながら以下にご紹介いたします。

 

・子どもの興味を高めるものがたくさんある。

 一見自然には何もないように思いますが、落ちている木の実や葉っぱや小枝、また昆虫 や魚や小動物などの様々な生き物は、子どもにとってはとっても興味を引くものです。

 採集するだけでも、すぐに時間がたってしまいます。

 「なぜ?何で?」と思う不思議な自然現象に出会うと、子どもの探求心が高まります。

 

・リラクゼーションの効果がある。

 緑に囲まれた自然林の中は、「ヒトは森から生まれた」と言われるように、何もない平 原より落ち着きを得ることができます。

 それは、視覚的な効果もありますが、植物から出ている「フィトンチッド」と言われる 物質が、森林浴と言われる健康法があるように、ヒトに癒やしや安らぎを与えます。

  

・五感をフルに活用する、高い体験学習効果がある。

 自然には五感をフルに活用できます。

 視覚:植物、動物、自然の動きや自然現象など日常目にしないものが見られる。

 聴覚:植物の動く音、動物の鳴き声、川や風の音、様々な自然音に出会います。

 嗅覚:植物の香りや動物の匂い、川や海の水の香り、心地よいモノから逆に鼻を塞ぎ     たくなるようなモノまで多様に出会います。

 触覚:サラサラ、べちゃべちゃ、ガサガサ、ドロドロ、日常に出会えない触り心地ちが    全身の肌感覚を刺激します。

 味覚:作物や木の実を食べるなど、まさに生きていたモノを食す経験が盛沢山。

 

・子どもを注意することが少なくなる

 自然あそび中本当に危険なこと以外は、街中の店や公園や遊園地でよく言う

「やっちゃダメ」「触らないで」などの注意がとても少なくなります。

 そのため、親も子どもも心地よく過ごせることでしょう。

 

このほかにも親子で参加する良さはたくさんあると思いますので、是非皆様も「親子でもりのこっこ」の積極的な参加や、ご家庭での自然遊びを楽しんでください。