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庄内こどもの杜幼稚園の見えない秘密(木の廊下)

園長つうしん

今回は、当園の木の廊下についてお伝えします。

「木の床はいいけど、汚くない?冬は寒そうだし」なんて思う方もおられるかもしれませんが、これもあえて行う理由があります。

木の廊下のコンセプトは、「日本家屋の縁側」です。

 

保育室前の廊下は、1階も2階も、もともとは学校のようにコンクリートの廊下で、当初コンクリート部分は土足で移動可能でした。

最初にそのコンクリート廊下の上に木の床を貼ったのは、乳児クラスの2階部分で、部屋に土が上がらないようにする衛生向上が目的でした。その後園全体を裸足で移動できるようにと、1階廊下、ホール横、階段と、コンクリートから木の床にする場所を増やし今に至ります。木の床が貼れない部分はやむを得ず木の模様のシートを貼っています。

 

日本家屋の縁側化した園の廊下は、衛生向上しただけではなく、循環性と接続性も向上しました。

循環性とは、園内の他クラスと行き来しやすくなったことで、靴を着脱せずとも移動できることで、隣のクラスだけでなく、乳児と幼児との行き来も出来やすくなりました。

接続性とは人と人がつながることで、行き来しやすくなったそれぞれのクラスの子ども達とつながりやすくなりました。

 

日本家屋は、温暖な気候ならではの通気性の良い構造でもありますので、気候の厳しい地域の密閉性や気密性の高い家屋とは違い、とても開放的です。

 

そんな日本の良さを感じられる縁側廊下で、お日様の温かさを感じながら子どもの姿を眺めているのもいいものですよ。

保育参加された日に、是非一度お試しあれ。